肩こりにはマッサージよりも〇〇が大事?本当にラクになるための考え方

「肩こりがつらいから、とりあえずマッサージへ…」
そんな経験、ありませんか?
確かにマッサージを受けるとその場ではスッキリすることが多いですが、「気づけばまた元どおり」ということが繰り返されている方も多いのではないでしょうか。
実は、肩こりを本当に改善するには「筋肉をほぐす」だけでは不十分です。今回は、肩こりの根本的な原因と、それを改善するために大切な考え方をご紹介します。
肩こりは、なぜすぐ戻ってしまう?
肩こりの多くは、アライメント(骨格や筋肉のバランス)の乱れによって起こります。たとえば、猫背や巻き肩といった姿勢の崩れがあると、肩周りの筋肉に常に負担がかかり、硬くなってしまいます。
また、インナーマッスル(体を支える深層筋)が弱くなると、正しい姿勢を維持できず、さらに肩こりが悪化していきます。加えて、ストレスや自律神経の乱れも筋肉の緊張につながるため、単に「肩を揉む」だけでは一時しのぎにしかならないのです。
改善のカギは「整えて動かす」こと
本当に肩こりを改善したいなら、アライメントを整えたうえで「正しく動かす」ことが大切です。
まずはストレッチで硬くなった筋肉をゆるめ、関節の動きをスムーズにします。次に、弱くなっている筋肉(特にインナーマッスル)をエクササイズで鍛え、正しい姿勢を保つ力をつけていきます。そうすることで、肩まわりの負担が軽減され、自然と肩がラクになる体に変わっていきます。
当院でのアプローチ
当院では、単にマッサージでほぐすのではなく、「姿勢」「動き」「筋力」のバランスを見ながら根本改善を目指しています。
たとえば、ストレッチポールを使って肩甲骨周りをゆるめるセルフケア指導や、マシンを使った体幹トレーニングなど、患者様一人ひとりに合わせたアプローチをご提案しています。
「どうせまた戻るし…」とあきらめる前に、ぜひ一度、肩こりの“本当の原因”を一緒に見直してみませんか?