「五月病を防ぐ!姿勢と自律神経の深い関係」

春からの新生活や新年度のスタートで緊張が続いた身体も、ゴールデンウィークを前に少しずつ疲れが出てくる頃です。この時期に「なんとなくだるい」「やる気が出ない」「眠りが浅い」といった不調を感じている方は、もしかすると“五月病”かもしれません。
1. 五月病とは?
五月病とは、環境の変化やストレスによって心や身体に不調を感じる状態のこと。正式な病名ではありませんが、多くの方が毎年この時期に似たような症状を訴えます。
主な症状は以下の通りです
– 体がだるい
– 気分が落ち込む
– やる気が出ない
– 食欲がない
– 眠りが浅い・寝つきが悪い
2. 自律神経と姿勢の深い関係
このような不調の背景には「自律神経の乱れ」が関係しています。自律神経は、活動を促す「交感神経」と、休息を促す「副交感神経」がバランスよく働くことで、心身の安定を保っています。
ところが、猫背や巻き肩など姿勢が崩れると、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、交感神経ばかりが優位になる状態に。これが長く続くと、身体が常に緊張状態になり、疲労や不調を感じやすくなります。
3. 姿勢を整えることでできる予防
逆に、姿勢を正して胸をしっかり開くことで、深い呼吸ができるようになります。呼吸が深くなると副交感神経が働きやすくなり、心身がリラックスしやすくなります。
また、血流の改善や代謝の向上も期待でき、肩こり・首こりなどの症状緩和にもつながります。
4. 当院でできるサポート
当院では、姿勢チェックをもとに、ストレッチポールを活用したコアトレーニングや、正しい身体の使い方を指導しています。また、自律神経の乱れによる緊張や疲労感にアプローチするリラックス施術もご用意しております。
「なんとなく不調が続く」「気分が晴れない」と感じている方は、お気軽にご相談ください。
5. ご自宅でできる簡単ケア
・胸を開くストレッチ
・深呼吸を意識する時間を作る
・ストレッチポールに仰向けに寝て、ゆっくり呼吸するだけでもOK
お風呂上がりや寝る前など、1日5分でも意識するだけで、心と体がリセットされていきます。
体から整えることで、心の軽さにもつながります。ぜひ今の時期こそ、姿勢と呼吸を意識して、五月病を予防しましょう!